転職するときに考慮すべき自分の能力とは

これから転職するのだけれど、自分の能力でついていけるのか、スキル不足ではないかと心配な方いらっしゃると思います。そんな方に私の転職経験、また、仕事上でもメンバー選定を行ったことがあるので、その経験からお答えいたします。

はじめに

まず最初に、もしも転職した先でスキルが足りなかったとして「能力がない」と失望されることはありません。
面接時に多少の誇張を行うことは、「礼儀」みたいなもので、先方もそれは重々分かっています。

極端な話、「○○できます」と言って雇われた場合でも、現場で「○○できません」「○○はちょっと弱いです」と態度を変えたとしても、そのまま働く可能性が高いです。
メンバーが足りないから雇ったわけですし、いちど雇ってしまった後では、なかなかメンバーの変更を行いにくい状況があるからです。

その後の評価を上げたいのであれば、孫子の兵法の「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ではないですが、その現場で評価されそうなことを調査して、勉強していけばよいので、まずは、希望の場所に入り込むことを第一に考えた方がいいです。

仕事はその現場にカスタマイズされてナンボ。ローカルな要望に答えていくからこそ価値があるので、初めから全部わかっている人なんか誰もいません。試行錯誤を繰り返し、水が器にピッタリと張り付くように現場に適応していけばよいと思います。

転職するなら自分のできる能力の半分がベスト!

その上で、これから転職しようと職種を選んでいる方は、
会社が必要としている能力と自分の自覚している能力の対比で考えてみることをオススメします。

転職はものすごい精神的なストレスが掛かります。
環境が変わるということは、それだけで強いストレスになるのです。
私も転職する際は「大丈夫かな」と不安になりましたし、ストレスを感じていました。

ですが、それは転じてワクワク感をももたらしますよね?
どうせなら、そのワクワク感を持ったまま仕事をした方が、いい結果につながると思うのです。

そこで、ワクワク感のある仕事とはどういったものかを考えると、
「自分の能力でできること(自分の知っていること)が半分、自分の能力では測れない(自分の知らないこと)が半分」の割合の仕事が選べられれば、ベストではないかなぁと考えています。

自分の能力以上のことを求められると、「ムリ~」となってしまいますし、100%自分の能力内の仕事ですと「つまらない」となります。また、せっかく転職するのならスキルアップもしていきたいですよね。

なので、それも含め転職するなら自分のできる能力の半分くらいを目指すのがベストだと思います。

自分の能力が足りないんじゃないかと感じている人

もう転職が決まっていて、自分の能力が足りないんじゃないかと感じている人。
この仕事ムリかもと感じている人。

大丈夫です。
ムリに思えても、細かく分解すると「できる」ところが必ずあるはずです。
経験済みの作業に「似ている」仕事を探し、まずは、その作業だけを集中してやってみましょう。
そして、徐々に、できる仕事の幅を広げていけば、必ずできるようになります。

デキる人は「自分がやれることしかやらない」のだそうです。
新しい挑戦の中から、「似ている」課題を見つけて取り組んでいるでいるうちに自然とデキる様になっていくのだそうです。

さあ「自分のできる課題」を探して、挑戦していきましょう。

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